スマホ・iPhoneの画面浮きの直し方と早めに修理に出すべき理由
iPhone・スマホの不具合に悩んでいる方に向けて、「画面浮き」の原因や直し方について解説していきます。
スマホを使っていて、「画面が浮き上がっている？」と感じたことはありませんか？
実は多くの方が経験する症状です。
しかしそのまま放置していると、爆発や発火のリスクも…。
そこでスマホの画面浮きの直し方や応急処置方法について詳しく解説していきます。
参考にしていただければ、スマホの画面浮きに対してどのように対処するべきかおわかりいただけるはずです。
目次
iPhoneの画面が浮き始めた原因
スマホを長く使っていると、画面が浮き始めることがあります。
なぜ画面が浮き始めるのか、まずは4つの原因について見ていきましょう。
原因①ガラス内部のシール・フレーム部分の劣化
まずはガラスの画面内部にある、シールやフレームが劣化してきたことが原因として考えられます。
iPhoneの画面は周囲にプラスチック製のフレームがついており、シールで画面のガラスを固定している仕組みです。
プラスチックは経年劣化する素材であり、劣化すると画面が浮いてしまうことがあります。
特に高温・多湿の環境でスマホを使用していた場合は、シールやフレームの劣化で画面が浮き上がったのかもしれません。
原因②フレームの変形
何らかの原因でフレームが変形したことも考えられます。
iPhoneの本体には金属フレームがついています。
落下や圧力による衝撃でフレームが変形してしまうと、画面が割れてしまいかねません。
しかし画面が割れるほどの衝撃ではなかった場合、スマホの画面が浮き上がることがあります。
原因③バッテリーが膨張している
バッテリーの膨張もスマホの画面浮きの原因のひとつです。
バッテリーが膨張するとスマホ内部から外側に向けて圧力がかかります。
そして結果的に、最も外側にある画面が浮き上がってしまうことに。
バッテリーの膨張は発火や破裂の危険性もともなうため、できる限り早く修理に出すことが求められます。
関連記事＞＞＞iPhoneのバッテリーが膨張する原因は？対処法と防止策も解説
原因④品質の悪い部品の使用
稀に低品質の部品を使用したことで、スマホの画面が浮き上がることもあります。
もし最近Apple以外のショップにiPhoneを修理に出した覚えがあるなら、修理による部品交換が原因かもしれません。
iPhoneの画面の浮きを放置すると起こるかもしれないこと
iPhoneやスマホで画面浮きを放置すると、さらに危険な状態になることがあります。
修理・交換せずに放置した場合、次のような事態に発展するかもしれません。
①普通なら問題ない衝撃でも画面が割れる
普通に使っていれば問題ないわずかな衝撃でも、画面がいきなり割れてしまうことがあります。
浮き上がっているスマホの画面は非常に割れやすいため、修理不可能な状態になってしまうこともあるでしょう。
②表示機能に不具合が現れる
画面の表示機能に不具合が現れてくる可能性もあります。
全く表示されなくなることもありますが、縦線が入って見にくくなる、黒い点が現れる、にじみが出るなどの症状が現れることも。
画面に不具合が起きている以上、画面操作が効かなくなる事も考えられます。
関連記事＞＞＞iPhoneの画面に縦線が入る原因は？対処法と修理場所を紹介
③タッチ操作ができなくなる
突然タッチ操作ができなくなるリスクもあります。
画面が浮き上がるほどの不具合が生じていると、タッチ操作に関わる配線が使えなくなることもあるでしょう。
するとタッチ操作が全くできなくなり、バックアップもとれない状態になることがあります。
スマホ内のデータが大切なら、タッチ操作ができるうちにバックアップをとって修理に出してください。
関連記事＞＞＞スマホのタッチパネルが反応しないときの7つの対処法
④ゴミや水が入って故障する
スマホの画面浮きが見られる状態は、ゴミや水の侵入によって故障しやすい状態です。
浮き上がっている隙間から、ゴミや水が入ることもあるでしょう。
するとスマホ自体が故障して、さらに高額の修理費用がかかるようになることもあり得ます。
関連記事＞＞＞iPhoneを掃除する方法は？綺麗に使って長持ちさせよう
⑤発火する可能性がある
最後に最も危険なリスクとして、発火の可能性について解説します。
もしバッテリーの膨張によりスマホの画面浮きが発生しているなら、膨張の原因であるガスにより爆発・発火が起きるかもしれません。
iPhoneの使用中に突然爆発や発火が起きれば…スマホの修理だけでは済まない事態になるでしょう。
関連記事＞＞＞iPhoneが熱くなる原因は？対処法や注意点を解説
修理に出すべき目安とは
画面浮きが見られるスマホやiPhoneを修理に出すべき目安は次のとおりです。
【目安】
- 横から見たときに左側だけ画面が浮いている
- 隙間から光が漏れ出している
- 突然画面浮きが見られるようになった
基本的には画面が浮いてきたら、すぐにでも修理に出すべきでしょう。
しかし修理に出すのに抵抗がある方は、3つのポイントを「修理に出す目安」としてください。
スマホを側面から見て、左側だけ浮いているならバッテリーが膨張している可能性があります。
発火や爆発のリスクもあるため、修理に出すことをおすすめします。
隙間から光が漏れ出していたり、突然画面浮きが見られるようになった場合も同様です。
より深刻な事態になる前に、スマホを修理したほうが被害が少なくなります。
画面が浮いたときの応急処置
スマホの画面浮きが見られても、すぐに修理に出せないこともあるはずです。
しかしスマホの画面浮きの直し方を、一般の方が試すのもリスクがあります。
そこで画面が浮いたときのために、簡単にできる応急処置について見ていきましょう。
処置①ケースに入れてゴミや水から守る
まずは隙間からゴミや水が入らないように、スマホやiPhoneをケースに入れてください。
できれば防水性のあるケースが理想です。
ただしケースに入れたまま使用を続けることは危険です。
場合によってはケースに入れたことでさらに圧力が加わり、スマホが破損することも考えられます。
ゴミや水を避けるためケースに入れる方法は、あくまでも修理に出すまでの一時的な対処法です。
処置②ジップロックやラップで覆う
ジップロックやラップで覆うのも応急処置のひとつです。
ケースに入れるのと同じように、ゴミや水からスマホ・iPhoneを守るために効果的となります。
ただしラップをかけるなら、圧力をかけないようにふわっとゆるくかけるようにすることが大切です。
またジップロックやラップの内部に水分があっては意味がありません。
内部に結露が発生しないように、高温多湿の環境や、温度差のある環境に置かないようにしましょう。
画面が浮いたときの対処方法
スマホの画面が浮き上がったときに、直し方に困る方もいらっしゃるはずです。
どこでどのように直してもらえば良いのかと困ったときは、次のような3つの方法が考えられます。
方法①キャリア会社に相談する
最も簡単にできる対処方法は、契約しているキャリアに相談することです。
docomo・au・softbankなどの大手キャリアであれば、iPhone本体の不具合にもすぐに対処してくれるでしょう。
ケータイ補償などに加入しているようであれば、補償を利用して本体を交換できるかもしれません。
どこで直してもらうか悩んだら、まずはキャリア会社に相談してみてください。
方法②Apple Storeに持ち込む
iPhoneを使っていて近くにApple Storeがあるなら、ショップに持ち込むのも方法のひとつです。
もしAppleCareに加入しているなら無償で修理を受けられる可能性もあります。
加入していないとしても、Apple StoreはApple製品修理のプロフェッショナル。
最善の方法でスマホの画面浮きに対処してくれるはずです。
【Apple公式ストアはこちらから】
方法③Appleのサポートセンターへ連絡する
近くにApple Storeがない、行く時間がないとのことでしたら、Appleのサポートセンターに連絡しましょう。
Apple Storeでは困りごとに対して電話やチャットにて対応してくれます。
非常に親身に相談に乗ってくれるので、「どうすればよいかわからない…」との状態になったときに心強いものです。
サポートセンターについてはこちらの記事でも解説しています。あわせてご覧ください。
＞＞Apple公式サポートセンターはこちらから
関連記事＞＞＞iPhoneのFace IDが水没・故障したときの原因と対処方法をチェック
iPhoneのバックアップをとる方法
iPhoneを修理に出す前に、バックアップをとる方法について確認しておくことが大切です。
バックアップは次のような手順で行います。
【iCloudでバックアップをとる手順】
- iPhoneの設定画面から最上部のユーザー名をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「このiPhoneをバックアップ」のスイッチを緑にする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
- バックアップが終了するまで待つ
【iTunesでバックアップをとる手順】
- iTunesが入っているPCにiPhoneを接続する
- iTunesを起動して左上にあるiPhoneマークをクリックする
- デバイス項目にあるiPhoneをクリックして概要を表示させる
- 画面中央付近にある「今すぐバックアップ」のボタンをクリックする
- バックアップが終了するまで待つ
いずれの方法も、バックアップをとるためのボタンの位置さえ見つけられれば簡単です。
iCloudでバックアップをとるなら、Wi-Fiに接続した状態で行いましょう。
画面浮きでスマホを修理に出すと、データが空になって返却されることも少なくありません。
大切なデータが失われないように、修理前にご自身でバックアップをとっておいてください。
画面の浮きを予防する方法
スマホの画面浮きは、ある程度予防することができます。
特にバッテリー膨張による画面浮きであれば、次のポイントを意識しながら使えば高確率で予防可能です。
【予防方法】
- 充電しながらスマホを使用するのは避けること
- 充電するときはケースを外すこと
- ACアダプタやケーブルは純正品を使用すること
- iPhoneの温度が上がったら電源を切って冷却すること
- 通気性の良いケースを装着すること
- Wi-FiやBluetoothを使わないときはオフにすること
バッテリー膨張によるスマホの画面浮きを予防する方法は、バッテリーに負担をかけないことに尽きます。
充電中はスマホを通気性の良い状態にして、負担をかけないようにしてください。
Wi-FiやBluetoothをオフにしたり、冷却したりと、スマホを大切に扱うこともポイントです。
以上のポイントを毎日実践していけば、バッテリー膨張による画面浮きは起こりにくくなるでしょう。
スマホの画面浮きはさらなるリスクの可能性も！早めの修理がおすすめ
いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことで、スマホの画面浮きの注意点や直し方がご理解いただけたと思います。
iPhoneなどスマホの画面浮きはさまざまな原因で起こるものです。
しかしいずれにしても、放置するとさらに症状が悪化することも考えられます。
応急処置をほどこしたら、早めに修理に出してください。
当社では、Wi-Fiの不具合やバッテリーの減りが早いなどのお悩みから、水没や画面割れのiPhoneの修理まで幅広くおこなっています。
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