普通に使っていたのに、突然iPhoneの電源が落ちて驚いたことはないですか。実は時々起こることです。
なぜ起こるのか、どんな対処法があるのか知っておくことで、いざ自分の身に起こっても、落ち着いて対処できます。ここでは、原因を8つ、対処法を9つ紹介します。
目次
iPhoneを使っていて、突然電源が落ちるのには、8つの原因が考えられます。それぞれ、順番に見ていきましょう。
まず考えられるのは、iOSの不具合です。
アップデートをかけた直後に電源が落ちる不具合が生じるようになった場合には、通信が不安定だったなどの理由で、iOSがうまくインストールされていない可能性が考えられます。
インストールしているアプリが不具合を起こしている可能性もあります。特定のアプリを使っているときに電源が落ちる場合には、アプリの不具合を疑ってもいいかもしれません。
アプリの不具合で電源が落ちるのは、アプリのアップデートをしたばかりか、逆にアプリのアップデートをせずに長い間放置しているかの場合がほとんどです。
また、iOSのバージョンが古い場合、アプリとの相性が悪く、不具合を生じて電源が落ちる場合があります。
iPhoneには適正な使用温度が定められています。Appleのホームページによると、使用は0℃から35℃の間で、保管は-20℃から45℃の間で行うように注意喚起がなされています。
0℃から35℃というのが結構曲者です。また、最近はiPhoneのカメラ性能が上がってきて、カメラ専用のカメラをもたず、「写真は全てスマホで」という人が増えてきました。それに伴い、真冬の雪山や真夏の海やプールといった、極寒、極暑の場所にもスマートフォンを持って行くことが増えています。
そして、「寒すぎて」「暑すぎて」電源が落ちてしまい、写真が撮れなかった、iPhoneが使いものにならなかった、という声が多く聞かれるようになりました。
極端に寒いところや暑いところに持っていって置いておくことは、ただiPhoneが使えないだけでなく、バッテリーの劣化を早めることにもつながりますので、注意しましょう。
寒いところや暑いところへ出かける時には、なるべく屋外に持ち出さないこと、急激な温度の上昇を避けることを頭に入れておきましょう。
バッテリーの劣化によっても、電源は落ちます。
長年に亘って同じiPhoneを使い続けている場合に疑って欲しいのが、バッテリーの劣化です。iPhoneに限らず、スマートフォンのバッテリーは、普通に使っていても、充電と放電を重ねるに連れて、劣化していきます。
一度バッテリーの最大容量を調べてみてください。バッテリーの最大容量は、設定>バッテリー>バッテリーの状態と充電から見ることができます。最大容量が80%がバッテリー交換のひとつの目安とされています。
関連記事>>>【iPhone】バッテリーの最大容量とは?確認方法や交換時期を解説
iPhoneの容量が不足していることも考えられます。
古い型のiPhoneで、最新最上位機種でないと動かないような重たいゲームを動かしたり、高度な画像処理をしたりすると、容量が足りず、電源が落ちることがあります。
不要なアプリを削除したり、写真や動画を外部メディアに保存しなおしたり、キャッシュを削除したりすることで多少は改善されますが、続くようでしたら、iPhone本体の買い替えを検討した方がいいかもしれません。
関連記事>>>iPhoneの寿命は何年?寿命のサインと長持ちさせる方法を解説
頻繁に電源が落ちるようであれば、ウイルス感染を疑ってみましょう。
ウイルスはユーザーの情報を盗もうと、バックグラウンドで動き続けますので、結果として普通に使っているのにiPhoneの動作が重くなったり、容量オーバーになって電源が落ちたりします。
関連記事>>>iPhoneがハッキングされるとどうなる?対処法を徹底解説
「脱獄」とは、iPhoneやiPadなど、Apple製品の基本プログラム、iOSを改変してさまざまな制限を取り除き、通常では使えない機能を使えるようにすることです。jailbreakとも呼ばれます。
iPhoneでAndroid端末向けのアプリを使えるようになったり、ホーム画面のデザインを変えられたりするメリットがある一方、メーカーサポートが受けられなくなったり、失敗すると二度と起動できなくなったりするデメリットもあります。
脱獄した端末が陥りやすいトラブルにリンゴループやアプリフリーズがあります。
iPhone本体の故障も考えられます。故障かな?と思ったら、専門業者に早いうちにみてもらいましょう。
ここでは、電源が突然落ちた時の対処法を9つご紹介します。
まず試したいのは、強制再起動です。
再起動の仕方は機種によって異なります。ホームボタンのないiPhone(iPhone X、11、12、13 以降)の場合は次の通りです。
また、比較的新しいホームボタンがある機種(iPhone 6,7,8,SE (第 2 または第 3 世代))の場合はこちらです。
強制再起動したあと、問題なく使えれば大丈夫です。
保存されていないデータは消える恐れがありますので、可能であれば大事なデータは保存してから強制再起動しましょう。
iOSが最新でないせいで、アプリとの不具合を起こしている可能性があります。これは、iOSをアップデートすることで解消できます。
iOSを最新バージョンにする手順は次の通りです。
設定>一般>ソフトウェアアップデート
これで、インストールされていないものがあれば、画面上に出てくるので、必要なものをインストールしてください。
不要なアプリを削除することでも、メモリ容量があいてiPhoneにかかる負担を軽減し、電源を落ちにくくすることができます。
また、バックグラウンドでアプリが動いていると、iPhone本体に負担がかかりやすいので、こまめに使っていないアプリは閉じるようにしましょう。
iPhoneを初期化することで、出荷状態に戻るため、現在の不具合もなくせる可能性があります。
iPhoneのバックアップは、iCloud上にとるか、パソコンにとるかのどちらかになります。
まず、iCloud上にバックアップをとる場合についてご説明します。iCloud上にバックアップを取るのには、手動と自動があります。
【手動でiCloud上にバックアップを取る場合】
【自動でiCloud上にバックアップを取る場合】
次に、パソコンにバックアップを作る場合は次のような手順です。
【Macにバックアップを取る場合】
【Windowsにバックアップを取る場合】
初期化で大事なデータをなくさないためにも、必ずバックアップをとってから初期化しましょう。
本体の初期化の手順は以下の通りとなります。
これで初期化は終了です。
一度初期化したiPhoneを今まで使っていた状態に戻すために、バックアップデータを復元します。
【iCloudから復元する】
【MacまたはWindowsPから復元する】
これで、元のように使えるはずです。
使用環境を改善することで、iPhoneにかかる負荷が小さくなります。具体的には、極端に寒いところや暑いところへ持って行かない、車の中に放置しないなどです。
また、もし温度が下がりすぎてしまったり上がりすぎてしまったりしても、自然に温度が戻るのを待つようにしましょう。
バッテリーが劣化すると、バッテリー残量が正しく表示されなくなることがあります。バッテリーリフレッシュを行うことで、電池残量が正しく表示されるようになります。
電池残量を0にして、3時間以上放置して完全放電したのち、フル充電することで、バッテリーがリフレッシュされます。電池表示が100になってもすぐにはコードをぬかず、充電し続けること、タコ足配線などをせず、コンセントから直で充電することがポイントです。
脱獄中の場合は、DFUモードでアップデートしてみてください。
DFUモードとは、Device Firmware Updateの略称で、iOSデバイスを強制的に最新のファームウェアにアップデートする方法です。Apple公式の機能ではありませんが、これでアップデートすることで、脱獄中でもアップデートできる可能性があります。
iPhoneはウイルスに感染しないから大丈夫、というのは昔の話です。今やスマホでインターネットに繋いだり、大容量の通信をしたりする人が増え、iPhoneでも油断はできなくなりました。
ウイルスに感染しているかもしれないと思ったら、疑わしいファイルは削除しましょう。
ウイルス対策ソフトをインストールすることで、より安心してインターネットに接続することができます。
また、キャリアによっては、ウイルス対策ソフトサービスを行っているところもあるので、そのようなサービスの利用を検討してもいいでしょう。
故障かな?何かおかしいな?と感じたら、iPhoneをなるべく早めに修理に出しましょう。見た目におかしくなくても、中が損傷している恐れがあります。
ここまで、iPhoneの電源が突然落ちる時の原因を8つ、具体的な解決策を9つ見てきました。
なんとなくわかっても、本当にこれで対処はあっているの?と不安になる人も多いのではないでしょうか。
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