iPhone修理専門店のスマホファクトリー。修理のスペシャリストがあなたの大切なiPhoneを修理します。

水没したiPhoneが普通に使えても要注意!故障の確認方法を解説

公開日:
更新日:

iPhoneに飲み物がかかってしまったり、お風呂やトイレなどに落としたりと、iPhoneをいわゆる「水没」させてしまうというトラブルを経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、iPhoneの水濡れに関する故障について確認方法をご紹介します。

水没したiPhoneが普通に使えても要注意

iPhoneが水に濡れてしまったり、水の中に落としてしまったりした後、普段通りに使えると、そのままにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際にはiPhoneの内部に水が入り込んでしまっている可能性があり、しばらく時間が経ってから基盤に水が触れてショートしたり、中の部品が錆びてしまったりというおそれがあります。

関連記事>>>iPhoneはお風呂でも使える?水没した際の対処法も解説

iPhoneが水没したのかを確認する方法

ここからは、水に濡れてしまったiPhoneの状態を詳しく確認するための3つの方法をご紹介します。

「液体侵入インジケータ(LCI)」が赤くなっていないか

まずは、液体侵入インジケータ(LCI)を確認します。液体侵入インジケータ(LCI)とは、2006年以降に発売されたiPhoneに搭載されている、iPhoneを分解しなくても水没の有無が確認できるパーツです。

LCIはSIMトレイを外したスロットの内側、またはイヤホンジャックの内側に設置されています。水没していない場合の色はシルバーまたは白ですが、水没すると赤に変わります。なお、製品仕様にある動作湿度範囲内および動作温度範囲内では、環境変化が原因で LCI が変色することはありません。

LCIを確認するには、そのままではよく見えないため、ライトと拡大鏡を用意しましょう。光が当たって見えやすくなるように、ライトまたはiPhoneを傾けて拡大鏡に映して、色を確認します。赤くなっていれば、そのiPhoneは残念ながら内部に水が入っていることになります。

サウンドやディスプレイ、動作に違和感がないか

水に触れたあと、操作ができていても、サウンド機能やディスプレイ機能に支障が生じることがあります。

サウンド機能に関しては、次のような症状が出た時は故障を疑いましょう。

  • スピーカーから音が出ない
  • 曇ったような音になる
  • ノイズが混じる

また、ディスプレイに次のような症状が現れた場合も、故障している可能性が高いです。

  • 輝度ムラが生じている(画面の場所によって、明るさに差がある)
  • 明るさの調整ができない
  • 画像が映らない箇所がある
  • コントラストに違和感がある
  • ゴーストタッチが起こる(画面に触れていないのに勝手に操作されている)

本体が発熱していないか

水に触れたあと、本体が熱を持つ場合があります。これは、内部に水が入り込み、正常に電気が流れなくなった時に起こります。そのまま電気を通し続けると、爆発や発火などのもっとひどい事態になりかねません。すぐに電源を切り、使用をやめましょう。

関連記事>>>iPhoneが熱くなる原因は?対処法や注意点を解説

iPhoneが水没したときに絶対にやってはいけないこと

次に、iPhoneが水に濡れたり、水の中に落としてしまった際に絶対にやってはいけないことをご紹介します。

そのまま使用を続ける

先にも述べたように、そのまま使用し続けるのはやめてください。問題なく動作しているように見えても、実は内部が故障している・段々水が浸み込んでいく場合があります。

ドライヤーで乾かす

ドライヤーで乾かせば何とかなるのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし風を吹きかけることで、水分がより内部へと送り込まれてしまう可能性があります。

また、iPhoneは精密機器であり、熱に弱いです。悪化してしまうおそれもあるため、ドライヤーで乾かすことはやめましょう。

電子レンジに入れる

水分を温めて乾かそうと、電子レンジに入れようとする方がいます。しかし、電子レンジは電磁波の力で食品内部の水分を揺り動かして熱を発生させる装置です。精密機器であるiPhoneに電磁波を当てたら、故障してしまいます。

iPhoneを振る

中に入った水分を振り落とそうと、iPhoneを振るのもやめてください。内部で水分が広がってしまい、さらに悪化してしまいます。

iPhoneが水没したときの応急処置方法

では、iPhoneが水没してしまったら、具体的にはどのように対処したら良いのでしょうか。詳しくご紹介します。

バックアップを取り、電源を落とす

まずは、iPhoneが普通に操作できる状態であればすぐにバックアップを取ってください。iCloudを使えばケーブル類を使うことなくバックアップが取れます。PCにバックアップを取る場合でも、Wi-Fi経由でバックアップを取ることができます。

バックアップが無事に取れたら、iPhoneの電源を落としましょう。

海水や泥水に落とした場合は真水で洗い流す

落としてしまった先が海水や泥水だった場合や、かかったものがジュースや牛乳などの場合は、真水で洗い流してください。真水以外のもので水没してしまうと、錆や腐食に繋がりやすくなります。水をかけるのは心配ですが、錆や腐食を防ぐためには一度真水で洗い、きれいに拭き取りましょう。

SIMカードを抜き取る

SIMカードが無事であれば、代替機や使っていないiPhoneを使ったり、機種変更をしたりといった時に、スムーズに移行ができます。

SIMカードを再発行する場合、時間もお金もかかってしまいます。SIMカードはなるべく早いうちに抜き出しておきましょう。

自然乾燥させる

iPhoneの電源を落としたら、自然乾燥させましょう。この際、先に述べたようにドライヤーを使ったり、早く乾かそうと振ったりすると逆効果になるため、気をつけてください。

早急に修理に出す

iPhoneが水没したら、なるべく早く修理に出しましょう。内部の基盤にまで水が侵入しているか、どの程度水が入り込んでいるのかは、iPhoneの内部を開けてみないとわかりません。また、早急に修理に出すことで、修理にかかる費用も最低限に抑えることができます。

iPhoneが水没した時の修理方法

iPhoneが水没した時には、自分で対処するのは難しいので業者に修理を依頼することとなります。業者の選択肢は大きく分けて3つあります。それぞれ特徴を見ていきましょう。

正規店(Apple Store )やApple正規サービスプロバイダに依頼する

正規店とは、Apple Storeを指します。Apple正規サービスプロバイダとは、家電量販店やカメラ店の中に設置されているAppleの修理拠点です。どこにあるのかはAppleのホームページから検索できます。

Apple Care+に加入している場合は、水没修理であれば一律12,900円 での修理が可能です。そのため、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダでの修理をおすすめします。Apple Care+に加入していない場合は、10万円以上の高額な修理費がかかることがあります。

正規店に依頼するデメリットとしては、修理に時間がかかることが多い点、修理に出したiPhoneは初期化されて戻ってくる点があります。

契約している携帯会社に依頼する

契約している携帯会社によっては、店頭で修理の受付が可能なところもあります。中には即日修理できる店舗もありますが、多くの場合はAppleに修理を取り次ぐため、時間がかかります。しかし、Apple Storeに修理に出したのと同じ修理が受けられます。

また、携帯会社独自のサポートサービスに入っている場合、修理代が安くなる可能性があります。携帯会社独自のサポートに加入していなければ、高額な修理費用がかかる点はApple StoreやApple正規サービスプロバイダに修理に出すのと同じです。

また、修理に出したiPhoneは初期化されて戻ってくるので、バックアップを取っておく必要がある点も同じです。

非正規店に依頼する

非正規店とは、いわゆる「街の修理屋さん」です。「スマホ30分修理」などの看板を街中で見かけたことがあるのではないでしょうか。

非正規店では、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ、携帯会社に比べて安い価格、短い時間で修理することができます。また、基本的にデータは残るため、バックアップがきちんと取れていなくても安心です。

ただし、使っている部品がApple純正のものではないため、保証期間が残っていてもその後の保証は使えなくなります。

iPhoneの水没した際にかかる修理費相場

Apple Care+や携帯会社のサポートサービスに加入していなかった場合、水没したiPhoneの修理費用はどれくらいなのでしょうか。

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ、携帯会社に修理に出した場合には、状態や機種にもよりますが10万円前後を考えておいた方がよいでしょう。一例として、iPhone 14 Pro Maxの水没修理で107,800円かかります。

非正規店では、1万円前後で修理できるところが大半です。それぞれにメリット・デメリットはありますが、この価格差は大きいです。

困った時には専門店に相談を

iPhoneを水没させてしまった場合、普通に使えるからといって油断せず、「液体侵入インジケータ(LCI)」が赤くなっていないか、音声やディスプレイに不具合はないか、本体が熱くなっていないか確認するべきであることがわかりました。

水没した場合には素早くバックアップをとり電源を切ること、SIMカードを抜いておくこと、真水以外の水分は真水で洗いながすこと、早く乾かそうとドライヤーや電子レンジを使ったり振ったりしてはいけないこともわかりました。

当社では、Wi-Fiの不具合やバッテリーの減りが早いなどのお悩みから、水没や画面割れのiPhoneの修理まで幅広くおこなっています。

iPhone修理ならスマホファクトリーにご相談ください。

 

【スマホファクトリーの店舗一覧】

北海道

千葉県

長野県