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iPhoneがハッキングされるとどうなる?対処法を徹底解説

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ハッキングはパソコンのみに起こることだと思っていませんか?

スマートフォンの普及に伴い、スマートフォンのハッキング被害が増えています。

この記事では、iPhoneがハッキングされるとどのような被害が起こるのか、ハッキングされているかどうかを見分ける方法はあるのか、ハッキングされていた場合の対処法などについて徹底解説します。

目次

iPhoneがハッキングされるとどうなる?

iPhoneがハッキングされてしまうと、次のような被害が想定されます。

【ハッキングでの想定される被害】

  • 個人情報の漏えい
  • 遠隔操作されたり、嫌がらせに利用されたりする
  • アカウントが悪用される
  • ストーカー被害や住所の特定

それぞれ、詳しくみていきましょう。

ハッキング後の想定①個人情報の漏えい

IDやパスワード、口座情報などの個人情報が漏えいすると、次のような被害が想定されます。

【情報漏えいから想定される被害】

  • あらゆるアカウントに不正アクセスされる
  • ECサイトでの不正利用
  • 有料コンテンツ登録
  • 詐欺や架空請求への悪用
  • ダークウェブでの情報取引

最近はクレジットカードの明細もオンライン化され、きちんと確認しない人も増えています。

そのため、少額のECサイト利用や有料コンテンツへの登録に気づかず被害が長引くケースも増えています。

自分のアカウントにログインした際にメールが届くように設定にする、クレジットカード明細をチェックするなどの自衛策を取りましょう。

ハッキング後の想定②遠隔操作されたり、嫌がらせに利用されたりする

ハッキングの手口には、遠隔でウイルスを操作するものがあります。

iPhoneがハッキングされると、なりすましてスパムメールを送信する、カメラが勝手に動作するなどして、遠隔操作や嫌がらせの踏み台にされてしまう恐れがあります。

嫌がらせ行為の辛いところは、自分の端末だけでなく、端末に登録している知人の端末などにまで被害が発生する恐れがある点です。

身に覚えのない送信履歴や、権限の共有を求めるメッセージを見つけたら、ハッキング専門の調査会社に相談しましょう。

ハッキング後の想定③アカウントが悪用される

iPhoneがハッキングされ乗っ取られると、あらゆるパスワードを抜き取られる可能性があります。

IDやパスワードが抜き取られることで、SNSやECサイトなどのアカウントが悪用され、身に覚えのない投稿をされる、またはクレジットカード番号や口座番号などが流出して金銭的被害が発生することも考えられます。

身に覚えのないアカウントのログイン情報などがあった場合には、ハッキングされていないか調査することをおすすめします。

ハッキング後の想定④ストーカー被害や住所の特定

iPhoneがハッキングされると、iPhoneに登録している位置情報が抜き出され、住所を特定されることがあります。

身に覚えのない郵便物や請求書が自宅に届くことや、最悪の場合は住居侵入や盗撮・盗聴などといったストーカー被害に遭う可能性もあります。

少しでもおかしいなと感じたら、警察やハッキング専門の調査会社に相談しましょう。

iPhoneがハッキングされているサイン

iPhoneがハッキングされると、恐ろしい被害にあう可能性があることがわかりました。

では、わたしたちはハッキングされていることにどうやって気づくことができるのでしょうか。

ハッキングされているサインは、iPhoneにも現れます。以下、5つのサインをご紹介します。

ハッキングのサイン①電池の減りが異常に早い

最初にご紹介するサインは、電池の減りが異常に早いことです。

電池は元々使っていくうちに徐々に劣化し、電池の減りは早くなっていくものです。

しかし、ハッキングされた場合には、ある日突然電池の減りが早くなります。

というのも、バックグラウンドでアプリやマルウェアが動いていることが多く、普段の操作にそれらの動作分の電池消耗が加算されるので、急激に電池の減りが早くなったように感じるのです。

「ここのところ、急に電池の減りが早くなったな」と感じたら、要注意です。

ハッキングのサイン②iPhoneの動作が遅い

iPhoneの動作が遅いのも、ハッキングされているサインかもしれません。

複数のアプリを動かしている時に、動作が遅いと感じたことがある人もいるでしょう。

ハッキングされると、情報を抜き出した遠隔操作したりするためのアプリやマルウェアが動いていることが多いです。

それらは常に情報を送り出したり外部とのやりとりをしたりしているため、バックグラウンドで動いています。

そのため、他のアプリを使おうとした時に動作が遅く感じられます。

特に重たいアプリを動かしているわけでもないのに動作が遅い場合には、注意しましょう。

ハッキングのサイン③使用データ容量が増えている

特にデータ通信をたくさん使った覚えもないのに、使用データ容量が増えている場合も、ハッキングされている可能性を疑った方がいいかもしれません。

iPhoneがハッキングされていると、知らないうちにデータ通信を行うアプリやマルウェアが作動していることがあります。

遠隔操作されているとデータ通信していることそのものには気がつきにくいので発見が遅れがちです。

普段から毎月の通信容量をチェックして、身に覚えがないのに急激に通信量が増えていたらハッキングの可能性を疑った方がいいかもしれません。

ハッキングのサイン④身に覚えがないアプリがある

インストールした覚えがないアプリが入っている場合も、要注意です。

不正アプリの中には、アイコンがホーム画面に表示されないものもあります。

コントロールセンターや設定から確認しましょう。

また、App Storeのダウンロード履歴からも確認可能です。

App Storeの「アカウント」にある「購入済み」を開くと、すでに削除したものも含めて、今までにダウンロードしたアプリが表示されます。

ハッキングのサイン⑤知らないデバイスにサインインしている

もしかしてハッキングされているかな?と感じたら、自分のApple IDで知らないデバイスにログインしていないか確認してみましょう。

iPhoneの「設定」からユーザー名をタップし、1番下までスクロールすると、あなたのiPhoneで使用しているApple IDと同じApple IDでサインインしているデバイスが表示されます。

ここにあなたのものでないデバイスが表示されていた場合、誰かがあなたのApple IDを使って他の端末にログインしているということになり、ハッキングされている可能性が高くなります。

iPhoneがハッキングされているときの対処法

iPhoneがハッキングされているときはどのように対処すればいいのでしょうか。

ここでは4つの対処法をご紹介します。

対処法①身に覚えがないアプリを削除する

iPhoneにハッキングされた疑いがあり、インストールした覚えのないアプリが見つかった場合は、そのアプリが不正アプリである可能性があります。

不正アプリの可能性があるアプリは消しましょう。

不正アプリからiPhone内の情報を抜き取られてしまったり、遠隔操作されてしまったりする場合は、アプリの削除で解決できる可能性があります。

中にはダウンロードすることでウイルスに感染させるタイプのアプリもあり、その場合はアプリの削除では残念ながら解決できません。

また、ハッキング調査の会社に依頼する場合には、ハッキングの証拠や犯人に辿り着くための手段として不正アプリを残しておいた方がいい場合もあります。

対処法②Apple IDを削除する

iPhoneにハッキングされている疑いがある場合の対処法としてはApple IDを削除する方法もあります。

ただし、Apple IDを削除してしまうと、今までにそのApple IDで購入したアプリや音楽データなどは使えなくなります。

また、一度Apple IDを完全に削除してしまうと、元に戻すことはできませんので、慎重に考える必要があり、Apple IDを削除してしまうとiCloudは使えなくなるため、データのバックアップはiCloud以外のところにも取っておくことをおすすめします。

アカウントが削除される前に、削除するApple IDでサインインしていたすべてのiOSデバイスからのサインアウトが必要です。
アカウントが削除される前にサインアウトを完了しておかないと、Apple IDを使っているアプリでエラーが表示されたり、他のApple IDでサインインできなくなったりする可能性があります。

Apple IDの削除の手順は以下の通りです。

【Apple IDの削除の手順】

  1. Apple IDのアカウントページにサインインする
  2. 「データとプライバシーの管理」を開き、「アカウントの削除をリクエスト」をクリック
  3. アカウントを削除する理由を選択し、「次に進む」をクリック
  4. 表示された注意事項を確認し、問題がなければ「次に進む」をクリック
  5. 削除の規約が表示されるのでチェックボックスにチェックを入れ、「次に進む」をクリック
  6. Appleから削除するアカウントに関する連絡を受け取るためのメールアドレスを設定し、「次に進む」をクリック
  7. アクセスコードをメモして「次に進む」をクリック
  8. アクセスコードを入力して「次に進む」をクリック
  9. 「アカウントの削除」をクリック

「Apple IDを削除するのは他のところにも影響が出るので困る」という場合には、Apple IDの変更や、Apple IDのパスワード変更だけでも効果はあります。

Apple IDを削除ではなく変更する場合には、連絡先情報、購入済みコンテンツ、その他のアカウント情報はそのまま引き続き使えます。Apple IDをiPhoneから変更する方法は次の通りです。

【Apple IDをiPhoneから変更する方法】

  1. 「設定」を開く
  2. 「自分のユーザー名」をタップ
  3. 「サインインとセキュリティ」をタップ
  4. 「メールと電話番号」の横にある「編集」をタップ
  5. メールアドレスの横の 削除ボタンをタップ
  6. 「削除」をタップ
  7. 「別のメールアドレスを選択してください」をタップ
  8. 入力を求められた場合にはデバイスのパスコードを入力
  9. 新しいメールアドレスを入力
  10. 「続ける」をタップ
  11. 新しいメールアドレスに届いた「確認コード」を入力

web上からでも手続きはできますが、可能であれば信頼済みのデバイスから変更するよう表示されるので、iPhoneが使える状況であればiPhoneから変更するのがよいでしょう。

Apple IDのパスワード変更の方法は以下の通りです。

【Apple IDのパスワード変更方法】

  1. 「設定」を開く
  2. 「自分のユーザー名」をタップ
  3. 「サインインとセキュリティ」をタップ
  4. 「パスワードの変更」をタップ
  5. 現在のパスワードまたはデバイスのパスコードを入力
  6. 新しいパスワードを入力
  7. 新しいパスワードをもう一度入力
  8. 「変更」または「パスワードの変更」をタップ

対処法③金融・決済サービスのパスワードを変更する

モバイルバンキングのアプリやバーコード決済のアプリのような、金融・決済サービスを利用している場合は、パスワードを変更しましょう。

これは、ハッキングそのものの対策というよりは二次被害を防ぐための対策になります。

ハッキングされていて、金融・決済サービスのIDとパスワードが盗まれていた場合、変更せずにいると不正利用されてしまう恐れがあります。

ハッキングが判明した時点で被害がなかったとしても、パスワードは変更しておきましょう。

対処法④ハッキング調査の専門業者に依頼する

ハッキング被害にあっている可能性がある場合は、自力で調査したりせずにハッキングの調査会社に相談するのが一番安全です。

調査会社には専門の調査設備や設備を活かせるノウハウを持ったプロのエンジニアが所属しています。

自力で調査するよりも調査範囲が広い・調査結果が正確・セキュリティが整っているため、安心かつ確実に調査することが可能です。

また、iPhoneに仕事で使うデータなどが入っていた場合には、専門業者に依頼し、被害の範囲はどれくらいなのか、情報漏えい等の可能性はあるのかなどをきちんと調べてもらいましょう。

被害の概要をきちんと把握することが、二次被害を最小限に食い止めることにつながりますし、被害の状況をきちんと把握できるかどうかは取引先との今後の関係に影響します。

警告文が表示されたときの対処法

iPhoneに「ご使用のiPhoneがハッキングされました」「セキュリティ強化のため、今すぐアップデートしてください」「〇分以内に解決されない場合、ハッカーに身元が明かされます」などと警告のポップアップが出てくると、驚いて、ついタップしてしまいがちです。

しかし、これらの警告は嘘の警告で、不正なセキュリティアプリのインストールへとユーザーを誘導する目的で表示されています。

本物の警告画面は、赤い背景になっており、「〇分以内に操作せよ」などの指示はありません。

また、これから進もうとするサイトの危険性を警告したものであるため、この警告画面がでた時点では、まだ何も被害は起きていません。

対処法①Webページを閉じる

まず、警告が本物でも偽物でも、そのWebページは閉じましょう。

ブラウザアプリを終了させても構いません。

対処法②ブラウザの履歴とクッキーを削除する

続いてブラウザの履歴とクッキーを削除します。Safariの場合で説明します。この手順で、履歴、クッキー、キャッシュが削除できます。

【Safariの場合のブラウザの履歴とクッキーを削除の手順】

  1. 「設定」を開く
  2. 「Safari」をタップ
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
  4. 「すべての履歴」を選択し、「履歴を消去」をタップ

対処法③不審なプロファイルを削除する

また、不審なプロファイルがある場合にはそちらも削除しましょう。削除の仕方は以下の通りです。

【不審なプロファイルを削除の手順】

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「VPNとデバイス管理」をタップ
  4. プロファイルを選択する
  5. 「プロファイルを削除」をタップ

そのあとは画面の指示に従ってください。

再起動をしてプロファイルの削除は完了です。

プロファイルを削除すると、すべての設定と情報が削除されます。

ネットワーク等に接続していた場合は、設定し直すことになります。

また、「VPNとデバイス管理」をタップした時にプロファイルが表示されない場合は、そのiPhoneにはプロファイルはインストールされていないということになります。

iPhoneがハッキングされるリスクを抑える方法

ハッキングの確認方法や対処法はわかりましたが、できればハッキングされずにいたいものです。

ハッキングされるリスクを抑える方法をご紹介します。

リスクを抑える方法①ジェイルブレイクしない

まずは、「ジェイルブレイク」をしないことです。

ジェイルブレイクとは英語で「脱獄」という意味で、ベンダー(スマートフォンの製造業者、iPhoneならApple社がベンダーにあたる)による機能的な制約を取り除き、通常使用不可能な機能を使用できるようにすることを指します。

ジェイルブレイクを行うことで、Apple Store非公式のアプリを使用できるなど、使い勝手の自由度は上がりますが、その代償としてセキュリティ機能は一気に低下します。

そのため、ウイルス感染やハッキングのリスクが高まります。

リスクを抑える方法②サードパーティアプリを避ける

「サードパーティアプリ」を避けることも重要です。

サードパーティアプリとは、特定のアプリに対する非純正のサービスです。

サードパーティアプリには公式にはない機能が豊富にありますが、公式のApp Storeにあるアプリと異なり、安全性が確認されていません。

また、公式ではないためにサポート対象から外れたり不具合が生じたりします。

安全性の検証されていないアプリをインストールするということは、デバイスへ無制限のアクセスを許可しているようなものなので、ハッキングのリスクは高まります。

リスクを抑える方法③フィッシング詐欺に警戒する

フィッシング詐欺とは、不特定多数に送るEメールから大手企業の偽サイトへユーザーを誘導し、クレジットカード情報や銀行口座情報を騙し取る手口の犯罪です。

メールを開いただけでハッキングされることはありませんが、メールの中にあるリンクを開いたり、メールに添付されているファイルを開いたりするとマルウェアがインストールされ、ハッキングされることがあります。

リスクを抑える方法④不審なリンクを開かない

不審なリンクが送られてくるのは、フィッシングメールだけではありません。

SMSを利用した偽の宅配便不在通知など、手口も多様化しています。

メールでもSMSでも、不審なメッセージは開かずに削除すること、万が一開いてしまっても、リンクや添付ファイルは絶対に開かないことを徹底しましょう。

リスクを抑える方法⑤VPNを使用する

VPNとは「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の頭文字をとった略語です。

仮想的な専用線(トンネル)を構築することで、インターネット接続とオンラインのプライバシーを保護する仕組みです。

外部からの閲覧履歴、メッセージ等の情報収集を防いだり、フリーWi-Fiを利用する時に接続を保護したりすることができます。

VPN接続は各メーカーから有償で提供されています。

iPhoneでの利用であれば、VPNアプリをインストールするのがよいでしょう。

リスクを抑える方法⑥OSを最新の状態に保つ

iOSの特徴のひとつに「脆弱性が発見されたらすぐにアップデートが発表される」があります。

常にiOSを最新の状態に保っておくことで、安全性を高めることができます。

いつまでもアップデートせずに古いバージョンのiOSを使っていると、危険なサイトにアクセスしてもブロックされず、ハッキングのリスクが高まります。

iOSのアップデート通知がきたらすぐにアップデートするようにしましょう。

リスクを抑える方法⑦2段階認証を使用する

Apple IDの2 ファクタ認証は、本人以外による不正アクセスからアカウントを守る認証方式です。

2ファクタ認証を設定することで、iPhoneのハッキングリスクを抑えられます。

2ファクタ認証の設定は以下のように行います。

【2ファクタ認証設定の手順】

  1. 「設定」を開く
  2. 「自分のユーザー名」をタップ
  3. 「サインインとセキュリティ」をタップ
  4. 「 2 ファクタ認証を有効にする」をタップ
  5. 「続ける」をタップ
  6. 画面の案内に従う

iPhoneがハッキングされる経路

iPhoneがハッキングされる経路にはどのようなものがあるのでしょうか。

ハッキング経路①サイドロードされたアプリ

「サイドロード」とは、ソフトウェアを定められた通常の入手経路とは異なる手段で端末に導入することを言います。

スマートフォンに関して言えば、アプリを公式のアプリストアではなくホームページからダウンロードしたりパソコンからケーブル接続で伝送して導入したりすることなどがサイドロードに当たります。

iPhoneに対する不満として、Androidで使えるサービスや機能がiPhoneでは使えないということがあり、これを解消するために、公式のアプリ入手先であるApp Storeではないところからアプリをインストールする人がいます。

しかし、サイドロードされたアプリは、App Storeでの安全性の基準を満たしていないため、ハッキングのリスクは高まります。

また、iPhoneはそもそもApp Store以外からの導入が認められておらず、システムの不具合になったり利用規約違反になったりする恐れがあります。

ハッキング経路②App Storeにある偽のアプリ

App Storeにあるアプリは、基本的にAppleの厳正な審査を通過したものです。

しかし、何らかの理由でその審査をくぐり抜けてしまっている偽アプリも存在します。

偽アプリをインストールすると、悪質サイトへ誘導されたり、個人情報が抜き取られたりします。

偽アプリは人気のアプリに偽装していることが多いので、アプリをインストールする際は口コミや評価、発行元をきちんと確認しましょう。

ハッキング経路③カレンダーイベントの招待

iPhoneのカレンダーアプリは安全なように思えます。

しかし、実際はiOSでマルウェアが配布されやすいアプリのひとつだと言われています。

ビジネスの相手にミーティングのアポイントを取るためにカレンダーイベントを送るのと同じように、ハッカーはユーザーにカレンダーイベントを送ることができてしまいます。

見知らぬカレンダーイベントへの招待が送られてきたら、次のような手順で削除しましょう。

【カレンダーイベント招待の削除手順】

  1. カレンダーアプリを開く
  2. 削除したいカレンダーイベントをタップ
  3. 画面の下部で「このカレンダーからサブスクリプションの登録を解除」をタップ
  4. 確認のため、「登録解除」をタップ

また、Googleカレンダーアプリでも同様に悪意のあるイベント招待からハッキングされる例が報告されています。

イベントに招待されただけでは、Googleアカウントも乗っ取られていませんし、マルウェアのインストールもありません。

心当たりのないイベントの招待が来たら開かず、すぐにスパムとして報告しましょう。

ハッキング経路④構成プロファイル

iOSの設定を自動的に行うための「構成プロファイル」からハッキングされることがあります。

不正サイトや悪質なサイトでは、セキュリティのアップグレードなどとうたって不正な構成プロファイルをダウンロードさせようとします。

不正なプロファイルをインストールすると、マルウェアに感染してハッキングされてしまう恐れがあります。

構成プロファイルは、必要がない限り無暗にインストールしないようにしましょう。

ハッキング経路⑤SMS連携アプリ

SMS連携アプリの中にはハッキングの手口とされているものもあります。

本当に信頼できる発行元のアプリなのか確認するとともに、アプリ内で認証を許可する際は、アプリの口コミや評判などをチェックしてから行うのがおすすめです。

ハッキング経路⑥偽のフリーWi-F i

街中で無料使用のフリーWi-Fiを装った偽のWi-Fiがあります。

「野良Wi-Fi」「なりすましWi-Fi」「悪魔の双子」などとも呼ばれており、接続した人の個人情報を抜き取ることを目的としています。

街中で使えるフリーWi-Fiは、お店や交通機関などの事業者、自治体や通信会社が提供しているため、来店者へのサービスの一環や緊急時の通信手段の確保など、目的はさまざまですが、提供元ははっきりしています。

一方、野良Wi-Fiは誰が何のために設置したかわからないフリーWi -Fiです。

悪意のあるものもないものも含まれます。

お店やホテルなどのWi-Fiに誤認させるようなネットワーク名(SSID)のものをなりすましWi -Fi、正規のWi-Fiと全く同じネットワーク名でユーザーを騙そうとしているのが悪魔の双子です。

残念ながらネットワーク名が同じであれば、善意で設置されたフリーWi-Fiも悪意のあるWi-Fiも見分けることができません。

フリーWi-Fiを使う場合は、パスワードが設定されているものを使う、VPNを利用するなどの自衛策を取りましょう。

PCだけじゃない!iPhoneのハッキングに気をつけよう

iPhoneがハッキングに遭うと、さまざまなトラブルにつながる恐れがあることがわかりました。

また、iPhoneがハッキングされているサインとして、電池のヘリが早い・動作が遅い・使用データ容量が増えているなどがあることもわかりました。

ハッキングの自衛策として、公式以外からのアプリケーションは使用しないこと、App Storeにあるアプリケーションであっても、発行元が怪しくないかどうかをきちんと確かめてからダウンロードすること、怪しいリンクやファイルなどは開かないといったことに気を付けてください。

自衛策をきちんと取りながら、安全にiPhoneを使っていきましょう。

「自分のiPhoneがハッキングされているのかどうかわからなくて不安」という方は、お近くの専門店にご相談ください。専門店であれば、総合的にチェックすることが可能です。

当社では、Wi-Fiの不具合やバッテリーの減りが早いなどのお悩みから、水没や画面割れのiPhoneの修理まで幅広くおこなっています。

iPhone修理ならスマホファクトリーにご相談ください。