スマートフォンのトラブルとして知られている「レッドスクリーン」は、画面に何も表示されず、一面が赤くなってしまう症状です。
インストールされているOS(オペレーティング・システム)iOSの不具合ともいわれていますが、レッドスクリーンは具体的にどのような症状なのでしょうか。
ここでは、レッドスクリーンの特徴と6つの原因、対処方法について紹介します。iPhoneユーザーや、将来的にiPhoneを使用する予定の方はぜひ参考にしてください。
目次
レッドスクリーンとは、パソコンの不具合である「ブルースクリーン」のように、画面いっぱいに赤色が表示されるトラブルです。文字や記号が一切書かれていないため、一目でレッドスクリーンが起きているとわかります。
iPhoneの起動時に画面が赤く表示され、時間にすると一瞬〜しばらくの間と幅があります。レッドスクリーンになってもずっとそのままではなく、今まで通りに使えるケースが多いようです。
ただし、レッドスクリーンを放置しているとトラブルがさらに進んでしまい、故障やさらなる不具合のリスクにも繋がります。レッドスクリーンが発生したときはそのままにせず、早めに修理や点検に出すようにしてください。
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レッドスクリーンは大きく6つの原因に分けて考えられます。システムエラーやアップデートの失敗といった身近なものから、水没や衝撃などのトラブルまでがレッドスクリーンの原因になります。それぞれの原因について確認していきましょう。
システムエラーとは、iPhoneのOSであるiOSに何らかの不具合や障害が発生している状態です。大量の書き込みを行うアップデートなどの際に負担が多くなり、読み込みが十分にできずエラーとなる可能性もあります。
iPhoneなどのスマートフォンは、定期的に新しいバージョンにアップデートを行わなければなりません。しかしアップデート中に中断やトラブルが発生したときは、エラーとしてレッドスクリーンが表示される場合があります。
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端末本体を水に浸してしまったときは、基板やメモリといったハード部分に水が影響し、不具合や故障のおそれがあります。故障の前段階としてレッドスクリーンが表示されるケースもみられるため、水没をしてしまった端末はすぐに修理・点検を行いましょう。
水没はFace IDの不具合にも繋がります。Face IDの不具合についてはこちらの記事をご覧ください。
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脱獄(ジェイルブレイク)は、iPhoneで本来使用できないアプリを非公式に使う方法です。広告ブロックやスクロールの高速化が可能ですが、脱獄によって読み込みに不具合が起きると、レッドスクリーンが発生する場合があるようです。
バッテリーの劣化は、長期的に同じ機種を使っている方に多くみられる現象です。デバイスを2年から3年以上使っていると、バッテリーが先に寿命を迎えてしまい正常に端末を起動させられず、レッドスクリーンとして表示されてしまいます。
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iPhoneに限らず、精密機器は衝撃に弱い構造となっています。高いところからiPhoneを落としたり、壁に叩きつけてしまったりすると、その衝撃で基板へダメージが伝わり、システムエラーとしてレッドスクリーンが表示されます。
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レッドスクリーンが起きたときは、どのように対処すれば良いのでしょうか。機種をiPhone6以前、iPhone7、iPhone8以降の3つに分けて、対処方法を確認していきましょう。
すぐにできる対処方法としては、強制終了という方法があります。再起動をかけてもレッドスクリーンが改善しなければ、強制終了から電源をオフにしおきましょう。修理点検を行う前にも、必ず端末の電源はオフにしてください。
iPhone6よりも前の端末は、中央下のホームボタンと、端末の上部にあるボタンを同時に押します。10秒間ほど押し続けると、強制終了がかかります。機種によっては端末のわきにサイドボタンとして設置されている場合もあります。
iPhone7は、端末のわきにある音量ボタンとスリープボタンを同時に10秒押します。すでにホームボタンは無くなっているので、ボタンの位置と名称を確認のうえ、10秒以上同時に長押しを行ってください。
iPhone8以降も端末のわきにあるボタンを同時に長押しします。ボリュームボタンの「音量を上げる」側を1回押し、「音量を下げる」側も1回押します。次にサイドボタンを、りんごのマークが出るまで長押ししてください。
レッドスクリーンは、リカバリーモードで復元を行うことができます。復元の際に端末が初期化され、今までのデータがすべて消えてしまうため、連絡先などの情報はバックアップを取っておきましょう。
iPhone6など、iPhone7以前の端末の復元は、iTunesを起動してUBSケーブルを端末に繋ぎ、iTunes内の「概要」から「バックアップを復元」を選択します。
データを二重に保存したくない場合は、iTunesを先に開いておき、自動での同期を行わないように設定しておきましょう。
iPhone8以降は、iTunesを開いてUSBケーブルを端末に繋ぎ、「このバックアップを復元」を選択してバックアップを行います。
パソコンがなく、iTunesが使えなくても端末の画面が開ければ、「設定」→「一般」→「リセット」で「すべてのコンテンツと設定を消去」から「iPhone を消去」を選び、一度削除を行って「iCloud バックアップから復元」を選びます。サインインを行い、「次へ」→「同意する」で復元が開始できます。
今回はiPhoneの使用中にレッドスクリーンが発生する原因と対策方法について紹介しました。
水没、衝撃など基板に影響を与えてしまった場合はレッドスクリーン発生の可能性が高くなりますが、それ以外にも経年劣化やバッテリーの寿命がレッドスクリーンを引き起こすことがあります。
自力で対処ができない、すぐに対処したいがバックアップの方法がわからない…というときには、修理や点検を専門に行っているショップや業者にお問い合わせください。
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