スマホの画面が白っぽく見えたり、画面全体が真っ白になったりするトラブルが起こったことはありませんか?
スマホ画面に白いもやがかかって見える場合は、原因を調べて早急に対処することが大切です。原因によっては、スマホ本体や内部のデータに影響が起こる可能性もあります。
この記事では、白いもやの原因と対処法を解説します。お手持ちのスマホ画面に不具合がある場合は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
iPhoneの画面が白っぽくなってしまう原因は、おもに次の5つです。
それぞれの原因を確認していきましょう。
iPhoneに白いもやが生じた際、まず疑われるのは液晶パネルの故障です。衝撃によって液晶パネルにひび割れが生じると、全体にもやがかかったように見えることがあります。
iPhoneの液晶パネルはタッチセンサーがガラスの下にあるため、ガラスが割れてもタッチ操作が可能である場合が多いです。しかし、液晶が割れた状態で使い続けることにより、経年劣化で画面が表示されなくなることも考えられるでしょう。
また、ひび割れた部分から水分や細かい粒子が入ることで、基盤にダメージが加わることもあります。液晶パネルの故障がほかの部分に影響している可能性もあるため、損傷がないかチェックすることが大切です。
iPhoneのバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、長期間の使用や充放電の繰り返しによって劣化を引き起こします。また、劣化によってバッテリーが膨張すると、液晶パネルに圧力がかかり、画面に不具合が生じることもあります。
なお、iPhoneのバッテリー寿命の目安は使用状況によっても異なりますが、およそ2〜3年程度です。iPhoneを長期間使用している場合は、バッテリーの劣化も疑いましょう。
iPhoneを水没させると、内部の基板やコネクタがショートし、さまざまな不具合を引き起こします。水没が原因の場合は、画面が白く見えるだけでなく、タッチ操作が効かない、電源が入らないなどの症状も見られるかもしれません。
また、水没したiPhoneを放置することにより、内部が腐食して症状が深刻化するケースもあります。水没が疑われる場合は、なるべく早い段階で修理店に持ち込むようにしましょう。
iPhoneの基盤は、データの貯蔵や各部品への配電を行うかなめの部分です。基盤がダメージを受けると、さまざまな不調につながる可能性があります。
基盤に不具合が生じる原因は、落下による衝撃や水没、異物混入などです。基盤のショートや接触不良が生じ、画面への電力供給がうまくいかなくなると、画面が正常に映りません。
iOSバージョンとは、iPhoneのソフトウェアのバージョンのことです。新しいバージョンがリリースされるたびに、さまざまな新機能や改善が加えられます。
画面に不具合がある場合は、iPhoneが最新のバージョンになっているか確認しましょう。古いiOSバージョンでは新しいアプリや機能に対応しきれず、バグや不具合が生じる可能性があります。
なお、まれに新しいバージョンに更新した際も不具合が生じることがあります。最新のアップデートに関する情報は、Appleのセキュリティリリース情報やコミュニティなどで確認しましょう。
iPhoneの画面が白くなってしまうときは、次の対処法を試してみてください。
それぞれ詳しく解説します。
iPhoneを再起動することにより、正常に動作していないアプリやシステムを終了させ、内部に蓄積されたデータやキャッシュをクリアできます。
iPhoneを再起動する手順は、次のとおりです。
再起動は、一時的な不具合を解消するために用いられる手段です。システムがリセットされることで、画面が正常に戻る可能性があります。
古いiOSを使用している場合は、最新のバージョンへのアップデートを試してみましょう。
iOSをアップデートする際は、次の手順に沿って行います。
アップデートでは約200MB〜5GBのデータをダウンロードするため、安定したWi-Fi環境で行ってください。なお、「最新のバージョンです」と表示される場合、アップデートの必要はありません。
バッテリーの膨張による不具合が疑われる場合は、バッテリー交換を依頼しましょう。
バッテリーが原因で画面に白いもやがかかる原因は以下の2点が考えられます。
バッテリーを交換することで、症状が改善する可能性があります。
iPhoneのリカバリーモードとは、iPhoneが正常に起動できない場合や、ソフトウェアに問題が発生した場合に使用する特殊なモードです。ただし、すべてのデータが消去されるため、必ず事前にバックアップを取るようにしてください。
リカバリーモードで初期化する手順は、次のとおりです。
なお、リカバリーモードを実施する際は、iPhoneのデータ量にもよりますが15~30分ほどの時間がかかります。
上記の方法を試しても改善されない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。液晶パネルや基板など、内部の部品が破損している可能性が高いでしょう。
この場合は、修理店にiPhoneの修理を依頼するか、機種自体を新しくすることになります。修理を依頼する際は、どの部分が故障しているか具体的に把握し、修理店に伝えるようにしてください。
iPhoneに不具合が生じた場合は、下記3つの修理先に依頼できます。
それぞれメリットとデメリットが異なるため、特徴を把握して適切な修理先を選ぶことが大切です。修理先ごとの特徴を詳しく解説します。
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから正式な認定を受けた修理業者です。Apple純正部品を使用し、修理後も一定期間の保証が付帯されます。
ただし純正部品を使用するため、ほかの修理店に比べて料金が高くなる傾向です。なお、Apple正規店での購入後1年に満たない期間での自然故障や、AppleCare+に加入している場合、修理費用を安く抑えられます。
スマホ修理店は、iPhoneをはじめとするスマートフォンを専門に修理するお店です。正規店よりも修理費用が安く済むメリットがあります。
スマホ修理店で修理した場合は、Appleの保証が受けられなくなるため注意しましょう。そのため、とにかく修理費用を抑えたい人や、保証を気にしない場合に適しています。
店舗によって修理後の保証サービス内容が異なり、技術者のレベルにも差があるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
総務省登録修理業者に認証されている店舗であれば、高品質のパーツを使用していたり、技術が高かったりと品質面で安心感があります。
キャリアショップでは、購入したiPhoneの修理相談も可能です。修理に関する内容だけでなく、契約状況についても詳しく確認してもらえます。
古い機種からの買い替えを検討している場合や、料金プランの見直しをしたい場合は一括して対応してくれるため、便利なのが魅力です。キャリアによっては、独自の修理サービスや保証制度を設けている場合もあるため、一度確認してみましょう。
iPhoneの画面に白いもやが出る理由はさまざまであり、原因の特定は難しい場合があります。この記事で紹介した対処法を試しても症状がよくならない場合はぜひ一度、修理店に相談してみてください。
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